Tatsuya & Miyuki 2025.04.26
Wedding Reception
懐かしい声に 心がほどける
言えなかった「ありがとう」が届く
家族のかたち 絆の色
目に見えないものが
目に見えて届く一日

IMPRESSION担当スタッフより
絆や想いをひとつに結ぶ日



Wedding Planner
井上 未紅


鹿児島ご出身の新郎様と、島根ご出身の新婦様。
おふたりとも、自然や海、星、そしてゆったりとした時間を大切にされているとお伺いし、
結婚式の一日も、そんな穏やかで心地よい時間を感じていただけるようなひとときにしたいと、お打ち合わせの中から感じておりました。
広島での結婚式だからこそ、それぞれのご出身地である鹿児島と島根をゲストの皆さまにも感じていただけるよう、
地元のお酒を特別にご用意し、おふたりのルーツを感じていただく演出を取り入れました。
ご友人様だけでなく、ご家族様もとても喜んでくださり、会場全体があたたかい空気に包まれていたことが印象的でした。
共にご実家を離れて過ごされているおふたりへ、ご提案させていただいた演出がございました。
新郎様は、高校卒業と同時に広島に出られ、ご両親と離れての生活が長く、
なかなか感謝の気持ちを直接伝える機会がなかったとのこと。
そこで、挙式前に新郎ご家族だけにお集まりいただき、新郎様からご両親へ想いを届けていただくお時間を設けました。
かつてはよく衝突されていたというお父様が、ハンカチで涙をぬぐいながら、新郎様の言葉に静かに耳を傾けられていた姿が、今も鮮明に思い出されます。
離れていても、家族の絆は確かにそこにあり、胸が熱くなるようなひとときとなりました。
新婦様は三姉妹の末っ子で、お姉様方はすでにご結婚されており、この日がご両親にとって“子育て卒業の日”となることから、
ご家族にとって特別なセレモニーをご提案いたしました。
披露宴でのお色直し退場の際には、お姉様お二人とご一緒に歩いていただき、その後サプライズでご両親にもご登場いただきました。
三姉妹それぞれからご両親へ「子育て感謝状」をお渡しし、最後は家族5人で抱き合ってご退場いただきました。
地元を離れてそれぞれの道を歩んでいるからこそ、家族みんなで同じ時間を過ごすことの尊さが、改めて感じられる瞬間となりました。
ご両親の嬉しそうな表情が、今でも心に深く残っています。
結婚式という特別な一日だからこそ感じられる「家族の絆」や「ゲストの想い」。
日常ではなかなか見えにくい、けれど確かに存在する大切な気持ちが、目に見える形で表れるのが結婚式なのだと、改めて実感させていただきました。
おふたりの末永い幸せを願っております。