私の宝物
2016.09.06
「お父さん、ついにこの日が来ましたね。
今日はお父さんに私の宝物を紹介します。」
結婚式という節目の1日に、新婦様から伝えたかった大切な思い出。
「お父さん。この手紙、覚えていますか?
『ごきげんよう。10年後の君はどんな人になっているのかな。
これを書いているこたつの横で、よごれた小熊の人形をもっておどっている君がいます。
あまったれの君がこれを見ている時分に、どの様になっているのか、大変楽しみです。
お父さんは、今目の前にいる君が、すくすく大きくなってくれればいいなと思っています。
今の君はとても可愛い娘ですよ。目の中に入れても痛くないほどです。
今のまま、すくすく育ってくれることを願っています。
10年後の再会を楽しみにしています。
父より 1995.3.5SUN 9:00PM』
父さんは厳しくて、でも本当に家族のことを思って、ずっと守ってきてくれました。
私のこともたくさん守ってくれました。
この手紙は、私の宝物です。
今日はバージンロードを父さんと歩く、という小さい頃からの夢を叶えてくれて、ありがとう。」
結婚式は新郎新婦様とご家族様の、今までとこれからを繋ぐ大切なセレモニー。
感謝の伝え方は人それぞれ。
その架け橋に私たちはなりたいと思っています。